ブラック企業の見分け方 | 第二新卒の就職・転職活動まとめ

第二新卒の就職・転職活動まとめ

ブラック企業の見分け方

第二新卒とは?でも説明しましたが、第二新卒者はなんとしてもブラック企業を避けなくてはなりません
ブラック企業に入ってしまうと悲惨です。ブラック企業で起こりうる悲惨なケースを挙げます。

  • 残業時間は100時間だが残業代が一切支払われない。
  • 土日、祝日関係なく休みがない。
  • 仕事で時間が取れず1日の睡眠時間が3時間程度しか取れない。
  • 上司、先輩の叱責、パワハラや悪口にさらされうつ病を発症。
  • 病気で仕事を辞めることになったが、社会復帰困難になり生活保護受給者に。
  • 気に入らない部下がいるとパワハラや仕事を与えない等、自分から辞めると言い出す環境を作る。

ブラック企業の内情というのは想像以上に厳しいです。第二新卒者は転職先を間違えて再度会社辞めてしまうと、その後ブラック企業しか一生転職先がなくなるという状況に陥る可能性も出てくるのでなんとしてもブラック企業を避ける必要がります。ブラック企業を避けるポイントについて詳しく解説します。

裁量労働制、年俸制の企業は入社しない
裁量労働制、年俸制とは「自分の裁量で労働時間を決めて良い」という制度です。仕事さえ早く終われば休んでも良いし、早く帰っても給与残業は一定ですよということです。
しかし、その実態はサービス残業を合法化しますよという企業が多いようです。残業が多い業態、業務内容のため残業代が多くなっていまう企業がこのような制度を導入していることが多いようです。残業が多い、仕事が多い、残業代を払わないと企業が公言しているようなものです。もちろん、ワークライフバランスを考えて導入しているホワイトな企業もいますが、ブラック企業に入るリスクを減らすには必要だと思います。

 

口コミサイトの情報を必ずチェックする
転職会議という、その企業で働いている方による口コミ投稿サイトがあります。
このサイトには企業を辞めた方がその企業の年収や残業時間、雰囲気を投稿しています。会社に不満があり復讐心で書き込む方も多いため、割りと信頼性の高い情報を得ることが出来ます。ブラック企業を避けたいなら必須のサイトです。私の知っている企業ですが、元社員が書き込んだ情報をその企業の社長が転職会議の運営者に訴え削除させたという事例もあります。口コミ情報が無さすぎるのも警戒したほうが良いかもしれません。

 

ハローワークはなるべく利用をしない
ハローワークとは、日本のセーフティーネットになります。企業からすれば無料で就職希望者を採用出来る機関であり、再就職を目指す方の強い味方ではありますが、ブラック企業をつかみやすいという一面があります。企業は転職者を募集するには1人採用するために数百万の費用をかけています。多くは民間の人材紹介会社を利用して人材を採用出来た場合、成功報酬として人材紹介会社に年収の35%程度の成功報酬を払っています。しかし、ハローワークを利用して人材を採用出来た場合には、報酬を支払う必要がありません。
つまり、ハローワークに出されている求人は採用に費用をかけることの出来ない企業の求人の割合が他と比べて高いと言えます。採用に費用をかけれない企業というのは、経営が不安定であったり、採用してもすぐに辞めてしまう(労働環境が良くない)という事情を抱えている可能性が高いと予想できます。

 

特定労働派遣企業は警戒する
エンジニア系の職種に多い形態なのですが、特定労働派遣という働き方があります。派遣といっても正社員として雇用されるため、派遣社員とは事情が異なるのですが、通常、他の企業に貸し出されて仕事をするという形態です。派遣先がない場合、社内待機といって何も仕事がなく社内にいたり、待機要員として給料が大幅に減らされるケースもあるようです。また、年齢が高くなると他の企業に貸し出しにくなり、リストラ対象になる可能性が高いという状況も存在しています。また、エンジニアは技術力、経験をキャリアとしてステップアップしますが特定派遣の場合、キャリアに関係なく貸し出されるためエンジニアとしてのキャリアを築けず、エンジニアの将来性としては不利になるというデメリットもあります。

 

勤続年数が短い企業、平均年齢が若い企業は要注意
勤続年数が短い、平均年令が若いという背景には、多くの社員が辞めているから勤続年数が短いということも言えます。社員が辞めやすいということは辞めたくなる理由が存在するハズです。給料が低い、働きにくい、仕事が辛い等、色々な理由が考えられますが、あなたも入社後、辞めたくなる可能性が高いとも言えます。

 

2ちゃんねるのブラック企業ら偏差値はある程度参考になる
2ちゃんねるでは、ブラック企業ランキングやブラック企業を避難する掲示板が多数存在します。匿名の掲示板だから信用は出来ないという意見もありますが、火のないところには煙は立たないということもあります。ブラックだと噂されるには何かの理由があるはずです。単なる誹謗中傷なのか真実なのかは見極める必要があります。

 

売上高÷社員数の計算を行う
会社のホームページには社員数や売上高が公開されていることが多いと思います。従業員の給料は、売上から支払われるのです。売上高÷社員数を計算すると、入社後の給料の良し悪しが判断出来そうです。

 

深夜や休日の夜にその会社に行ってみる
残業がどれだけあるのか、深夜労働があるのか、休みは取れるのか等は、ブラック企業はウソの情報を公開している可能性もあります。情報を集めるだけではなく、実際、会社のビルに行ってみることも良い方法だと思います。
深夜にビルに電気がついていればその時間に働いているということ。インターネットでは得られない貴重な情報です。

 

転職サイトに長期間掲載されている企業は入社しない
転職サイトと人材紹介会社ではビジネスモデルが異なります。人材紹介会社は成果報酬ですが、転職サイトは掲載期間で報酬が発生しています。つまり、人材紹介会社で人材を集めようとする企業はすぐに社員が辞めてしまう環境では無いという証明になります。なぜなら、人材紹介会社で採用した社員がすぐに辞めてしまっては成果報酬の費用は無駄になります。成果報酬は実はかなり高いのです。採用した人材の年収の35%程度。100万~200万円の費用が1人採用するために最低限かかっているということです。一方で転職サイトは成果報酬ではないため、どれだけ人が辞めても採用費はかかりません。使い捨ての人材として採用して、次の人材を採用しても企業側からすれば問題がないのです。また、転職サイトに長期間掲載されているということは、誰もやりたがらない仕事であるか、すぐに辞めてしまって人手が足りないという味方も出来ます。やはり、ブラック企業に入社してしまうリスクを少なくする上で必要な考えです。

 

ブラック企業特有の誘い文句に注意
転職サイトを見ていると、ブラック企業ならではの謳い文句があります。
「あなたの頑張りを評価します。」
「頑張り次第で年収○○万」
「一緒に夢を実現しましょう」
「幹部候補生募集」
これらのキーワードを使う企業ページには要注意です。頑張りというのはつまりは歩合制ということ。営業職に多いのですが、ノルマがキツくすぐ辞めてしまうという話はよく聞きます。
また、「夢」というキーワードにも要注意です。夢という言葉を使うのは、体育会系企業の可能性が高く、理屈ではなく根性論や感情論の世界で業務をします。
当然、こういった企業はパワハラが多い傾向にあると思います。さらに、「幹部候補生を募集」という文言。
「幹部候補」という言葉で、自社に興味をもたせようとしているということは、人が集まらない企業だということ。幹部候補生なんて、すべての企業で採用する人は幹部候補生です。
わざわざ、幹部候補という言葉を使えば、人材が集まる…という施策しか出来ない企業はたかがしれています。企業としての質が見て取れます。
※あくまで世の中で言われている一般論であり、特定の企業を批判しているわけではありません。もちろん、こういった文言を使っていても素晴らしい企業はたくさんあります。あくまで可能性・傾向という議論です。

 

ブラック企業に入ってしまう可能性を減らすことはあなた自信の努力で出来ることです。入社して後悔してすぐに辞めてしまったなんてことがないように、しっかりとリスク・コントロールをしましょう。


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